コロナ対策はこれしか無い

7月３０日、政府は緊急事態宣言の対象地域に埼玉、千葉、神奈川、大阪の4府県を追加するほか、北海道、石川、兵庫、京都、福岡の5道府県に、まん延防止等重点措置の適用を決めた。
首相会見で「今回の宣言が最後となるような覚悟で」と話したが、国民に響く気配は薄いようだ。
首相に残された唯一の方法は、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」であろう。
何も難しいことはない。
知識も、技術も、お金も掛からず、高等な話術は寧ろマイナスになるくらいだ。
単に、思い切りだけである。
すなわち、いま首相が思っていること、考えていることを正直に全て国民に恥も外聞もなく話すことである。
例えば、オリパラを何とか最後までやりたいこと、ワクチンが遅れた理由と現状を全て話しこれに頼れないこと、今までは選挙を意識した政策となってしまっていたことから引退を覚悟で日本を守ることに専念することなどを、ご自分のお言葉で原稿などを見ずに、国民に協力を訴えることである。
いつものように口先だけの「出来ることはすべてやる」的な発言を止め、選挙前に配る予定だった３０兆円をすぐにでも、困窮する人々に活用することで、日本人ならば必ず共感を得られるはずだ。
成功すれば、浮かぶ瀬も見えてくるはずだ。