新型コロナのＰＣＲ検査制限の疑問

　日本では、濃厚接触者、３７．５℃４日経過等の制限をしている。
　マスコミからは、これは医療崩壊を防ぐために必要で、有効な手法だと肯定的な報道がされている。
　初歩的な疑問だが、これは厚生省が最初から医療崩壊防止を意図して実施したのか、それとも、検査能力が圧倒的に不足することが予想されたので制限をしたら、結果的に、医療崩壊防止の効果につながったという事なのだろうか。
　おそらく、前者であるという事になると思うが、それならどうして最初から厚生省はしっかりと国民に説明をしなかったのだろうか。
　今言われていることは、感染者確認者すべてを入院させるのでは無く、あるレベル以下の患者は自宅待機とし、あるレベル以上の患者を入院させる方法で、医療崩壊を出来るだけ防止する方向だ。
　このことをどうして厚生省は最初から、国民に丁寧にきめ細かく説明して、展開しなかったのであろうか。
　国民がパニックになる事を心配した可能性もあるが、それは自分たちの能力では説明しきれないという判断がされたという事で、優秀な官僚と言えどもこの程度のことなのかと、誠に残念である。
　しかし、一番残念な可能性は、国民に説明しても分かってもらえない、野党がいろいろ突っ込んできて面倒だから、手の内は知らせないという判断がされた場合だ。
　まさしく、愚民政策と言えるのではないですか。
　この傾向が強まってきたのは、野党の在り方にも責任があるのかもしれないが、誠実に丁寧にをモットーの現政権に転換を期待したい気がする。